都心で外国人は珍しくない。とはいっても、日本人で外国語を話せる人は少ない。

国境

いわば“日本島”は海に守られているおかげで、国民は国境すら実感できない環境下にある。とかくこの国は、隣国を意識して経済圏を抱くことに疎いのだ。ぼくも実際、国境というものを見たことがない。

かつてなかったほどのグローバリズムの波が押し寄せる。もともと地続きの国々に比べ、日本には交流人口や物流において一定のハンデがある。それは相手と共に背負うコストだ。